今年最後の供養たくさんの方々にきていただきありがとうございます。
　

　
⇓　こんな法話をいただきました　⇓
今年は平成から令和と年号が変わりみなさんにとっても心機一転になった一年かもしれませんけれども
ただ年号が変わっても気候であったり日々ニュースでは心を痛めるようなニュースであったり事故があります。
　
そういうなかでふと気づいたことがあります。
先週出張で名古屋の方にいきまして妻が
「気を付けていってくるんよ」と言いました。
そのとき私はいつも言ってくれるので「わかってるわかってる」と出ていきました。
よく考えたら「気を付けてね」という言葉にはいろんな意味が含まれているのではないかと・・
　
人生というものはいつどこでなにがあるかわからん
安全安心じゃないところへ送り出しているわけです。
なにがあるか分からんから気を付けてねと言っているのです。
世の中は危ないから気を付けてね
そういうことを考えてると我々の土台というものはいろんな情、移り変わる行く何が起こるか分からん
もっと言えば思い通りにいかない
そういうなかで生かされているということ重々承知しながら今日を生きているんではないかなと
妻の「気を付けてね」という言葉をもらって気を付けないとなと思ったときに
その言葉が御守になったのです。
　
車を運転してて急いでいました。
急いでいるときに限って渋滞や赤信号で引っかかるわけです。
黄色信号のときに間に合うか？と思いました。
みなさんなら行きますか？
行っちゃ行けないんです。
急いでたので入ろうとしたその瞬間妻の言葉がでてきました。
「あかんあかん、なにかあれば家族もお寺も支える者がいなくなる」
私一人だけの命でも体だけでもないんだと思った瞬間キュッと止まりました。
妻が毎日言ってくれるけれども玄関で言ってくれたかくれないかで人生変わったかもしれない。
「気を付けてね」という御守が
知らず知らずに自分の体にいただいているものがあったんだなと思わしてもらいました。
　
ということは
日々の挨拶、声掛けは大切本当に大事だなと思いました。
何が起こるか分からない令和元年、私たちの人生。
来年は令和二年ですけれどもぜひ一つ一つの言葉を大事にしていただきたいなと
かけるほうもかけられるほうもお互いさまでそういう心をやり取りしていきながら
新しい令和二年をお迎え頂きまして一年過ごして頂きたいなと
それが私今年最後の願いであります。
　
ぜひみなさん法話が終わりましたら家族動物にもう一度声をかけてあげてほしい
そのことがみなさんの来年の御守になってくれたらいいなと思います。
　
《次回の法要の日程をお確かめください》
　

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