インフォメーション

7月5日 福井動物霊苑にて祥月月忌法要が行われました

小雨の降るお足元の悪い中、多くの方にお立会い頂きました。
 

 
密になることを避けるためテントを設置し、納骨堂の外でもお焼香ができるように致しました。
 

 

 
また、サーモグラフィーカメラでの体温計測や消毒剤の設置など、皆様に安心してご参列頂けるように対策させて頂きました。
 

 

 
YouTubeにて法話の様子を掲載しております。
 
⇓ こんな法話をいただきました ⇓
 
今日皆さんにお話ししたいことは何かというと
一つ皆さんに持って帰っていただきたい言葉があります。
 
我々禅宗というものは”あるがまま”という言葉を使います。
みなさんよく聞きますよね”あるがまま”
まぁ、ありのままにとディズニーのアナと雪の女王の言葉にもありましたが・・・
 
でも私はあまりこの”あるがまま”という言葉が好きではないといいましょうか、
とても暴力的にも聞こえるんです。
つまり、あるがままでいいと言えば体(てい)たらくで
自分の好き勝手していいのかということではありません。
 
では、我々禅宗が言う”あるがまま”というものは何かというと、
我儘ではない”あるがまま”なんです。
 
【自分勝手な心で生きていくのではなくてその場その場に応じて
自分の成すべき努め成していく。自分を活かしていく。】
 
これが大事なのです。これが我々の”あるがまま”なのです。
例えば今もそうです。
私がこうして話しているわけですが、
みなさんが聞いてくれるという体勢をしていてくれているわけです。
そこで誰かが歌い始めたりしたら可笑しな話ですよね?
きちんとその場の役割を努めている・・・
きちんと役目を果たしているからこそ、
私達は生きていることができるのです。
これを皆さん当たり前だと思っているかもしれませんが、
病気になってから気づいても遅いわけです。
 
コロナのこういう状況下になって
≪出会うこと≫ということがどれだけありがたいことか・・・
また、皆で集まって手を合わせることがどれだけありがたいことか・・・
これを私たちは改めて今、実感しているわけであります。
 
そこで、私が思う”あるがまま”という言葉を『豆腐』という言葉を題材に、
随筆で書かれている俳人の方がいらっしゃいます。
もう亡くなられておりますが、
自由律俳句 荻原井泉水という俳人がおられるのですが、
その方の随筆集に『豆腐』というエッセイがあるのです。
耳を傾けていただければと思います。
 
豆腐ほど好く出来た漢はあるまい。
 
彼は一見、佛頂面をしてゐるけれども
決してカンカン頭の木念人(ぼくねんじん)ではなく、
軟かさの点では申し分がない。
しかも、身を崩さぬだけのしまりはもってゐる。
煮ても焼いても食えぬ奴と云ふ言葉とは反対に、
煮てもよろしく、焼いてもよろしく、
汁にしても、あんをかけても、
又は沸きたぎる油で揚げても、
寒天の空に凍らしても、
それぞれの味を出すのだから面白い。
 
又、豆腐ほど相手を嫌ばぬ者はない。
チリの鍋に入っては鯛と同座して恥ぢない。
スキの鍋に入っては鶏と相交って相和する。
ノッペイ汁としては大根や芋と好き友人であり、
更におでんにおいては蒟蒻や竹輪と強調を保つ。
されば正月の重詰めの中にも顔を出すし、
佛事のお皿にも一役を承らずには居ない。
 
彼は実に融通がきく、
自然に凡てに順応する。
蓋(けだ)し、
彼が偏執(へんしゅう)的なる小我を持たずして、
いはば無我の境地に到り得て居るからである。
 
金剛経に「應無所住而生其心」(おうむしょじゅうにしょうごしん)とある。
これが自分の境地だと腰を据ゑておさまる心がなくして、
与えられたる所に従って生き、
しかあるがままの時に即して振舞ふ。
此の自然にして自由なるものの姿、
これが豆腐なのである。
 
少し長いですが、ぜひ調べてみてください。
大変面白い。
 
つまり『豆腐』というものは柔らかいですよね。
木綿・絹ごしもあれば、汲み上げ豆腐もあればいろいろあります。
その『豆腐』を”すき焼き”にも”チゲ”にもできるわけです。
つまりいろんなところにある『豆腐』というものは
本質は変わらないけれどあらゆる場所で
ちゃんと自分を活かし、または調和して生きていくこれが
”あるがまま”だということ。
 
金剛経という難しいお経があるのですが、
その中に「應無所住而生其心」(おうむしょじゅうにしょうごしん) 
あらゆるところに従って心を役立てて生きろという意味です。
これが我々の”あるがまま”なのです。
 
我儘ではないのです。
自分勝手ではないのです。
自分を活かし、周りの人も活かしていく。
まさに今日ここがそうではないでしょうか?
動物の葬儀を通して手を合わせに来た。
そこで皆さんと祈った瞬間自分の事を忘れる・・・
これを〔無我〕といいます。
自分の事を忘れて、誰かのために祈る。
これが”あるがまま”の我々の姿でないかなと改めて思うわけです。
みなさん、ぜひこの『豆腐』というものを持って帰っていただきまして
みなさん今日の晩御飯豆腐が多くなるかもしれませんが、
一つ一つ一日の中で思い出してほしいのです。
 
「あぁ、あの『豆腐』という話があったけれど
私は『豆腐』のように生きているかな?
”あるがまま”の『豆腐』のように生きているかな?」
 
こう考えていただくと、味わい方が変わってくるのではないでしょうか?
今日はこのお話で終わりたいと思います。
本当にありがとうございました。
 
《次回の法要の日程をお確かめください》
 
当社は北陸地域の金沢市、小松市、福井市、鯖江市の計8ケ所に店舗があり 石川は加賀・福井は敦賀と全域で、
ペット犬、猫、及び他動物の葬儀、火葬、納骨、動物霊園運営を行っております
葬儀式場(セレモニー)や火葬場、動物霊園の事前見学やご相談など致しておりますので、ご気軽にご相談ください
ペット愛葬社
石川県金沢市古府西1-1 西部緑地動物霊苑 076-267-7788
石川県金沢市寺町5-6-10 金沢寺町動物霊苑 076-241-1055
石川県小松市長崎町4-118 小松ペット霊園 0761-24-1059
石川県金沢市高坂町ホ-13-1 セレモニープラザ森本(火葬場) 076-257-6732
福井県福井市堂島町110番地 福井動物霊苑 0776-54-5073
福井県福井市田ノ谷町21-4 大安寺動物霊苑 0776-59-1760
福井県鯖江市新横江1-816 サンドーム北動物霊苑 0778-54-0005
福井県あわら市権世 セレモニープラザ(火葬場) 0776-74-1182

24時間・葬儀火葬受付

ペット火葬・葬儀の依頼はこちら

石川県0120-22-1059

福井県0120-55-1059