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7月4日 福井動物霊苑で祥月月忌法要が行われました

 
多くの方にご参列頂きますので、
新型コロナウイルス対策と致しまして・・・
 

 
出入口の常時開放
納骨堂外でのお焼香台設置
サーモグラフィーカメラでの検温
消毒液自動噴射器設置
 
上記を実施させて頂き、皆様に安心してお参り頂けるように致しました。
 
来月の法要も皆様のお越しをお待ちしております。
また、YouTubeにて法話の様子も公開しておりますのでご覧ください。
 
⇓ こんな法話をいただきました ⇓
 

 
日に日に暑さが増していく時期です。
梅雨が明ければ夏本番に
差し掛かっていくわけですけれども・・・
 
この7月・8月我々お寺にとって見ましたら
お盆の月であります。
各地域によって7月盆・8月盆とありますが、
今日ここに来られている皆さんのように
亡き人・亡き動物と心を通わせる大事な時期に変わりはありません。
 
お盆というのは皆さん、
漢字わかりますよね?
” 皿 ” を ” 分ける ”です。
あれは元々サンスクリット語でインドの昔の言葉です。
【ウラン ボン】と書きます。
ウラボンというのが正式名称で
それが略されて” お盆 ”
と言われるようになったのです。
 
これはインドの
『ullambana(ウラムバナ)』
という言葉が元になっているのだそうです。
どういう意味かというと
〈逆さ吊りにされたよな苦しみ〉
倒懸(とうけん)という意味なんです。
 
逆さ吊りにされた様な苦しみを
あの世でご先祖様が味わっている。
それを救うために供養を始めたのが始まりなんだそうです。
 
ですが、今日ここに来られている
皆さんも家族動物のこの供養を通して
今ここに生きている私達自身を
今この現状と向き合って
ゆっくりこの生き方というモノを
改めて考えていく大事な機会でもあるのです。
 
そんな中で今日は皆さんに一つ
味わっていただきたい俳句を紹介しようと思います。
明治生まれの俳人で≪ 清水 径子さん ≫という方がおられました。
 
この方は幼いころに両親を亡くされております。
ですから幼少期からおばあさんの下に預けられてそこで育ったのです。
それで、寂しい。
両親と早くに死に別れたものですから。
その寂しさ、悲しさというモノを
ずっと抱えながら生きてきたわけであります。
 
そんな時、俳句に出会うのです。
その俳句というモノに
その寂しさ・悲しさというモノをぶつける。
つまり原動力にしていく。
 
詠んでいく句作の” 作句 ”というのですが
これを原動力にされたそんな方です。
 
沢山作品が残っているのですが
晩年の作品の一つにこんな作品があります。
 
墓洗ふ水がおいしくなりたれば
 
お盆の墓参りの風景が皆さん目に浮かんだかと思います。
私はこの人を敬愛する
お坊さんの先輩から
教えてもらったのですが・・・
 
この《墓洗ふ》というのは季語です。
お盆の季語です。
ですから清水さん自身が
お盆のこの暑い時期に
ご両親のお墓参りに行かれたのでしょう。
 
お墓を洗うわけです。
お墓を洗っていると
皆さん経験があるかと思いますが
夏の炎天下ですから
洗ってもすぐ乾くのです。
 
そして行く行くは
墓石に水が染み込んでいく
その様子が、
” 水おいしくなりたれば ”
つまり、清水さんにとって
亡き両親が
「おいしい。おいしい。」と
まるで水を飲んでいるように
そういう風に見えたのではないでしょうか。
 
また、そのおいしいおいしい
《なりたれば》ですから
語句としては
そうあって欲しい。
と願う気持ちまで伝わってきます。
 
そう思いますと、
この ” 水がおいしい ”
とは一体どういうことなのでしょうか?
亡き両親がおいしいと思うこととはどういうことなのか?
 
この句に出会って
私は句と自分のおばあちゃんとの
お墓参りの思い出が蘇ってきました。
 
うちのお寺の裏山に歴代住職のお墓が20基程あるのです。
江戸時代からですから
初代から私で
今23代目になるのですが
ズラッとお墓があるわけです。 
それと、横に私の祖母のお墓があるのですが・・・
 
小学校の頃おばあちゃんについていくのですが
炎天下ですし、
山中にあるお墓なので
やぶ蚊もたくさんいるのです。
 
汗だくになりながら
蚊に刺されながらやりますから
小学生の私からすると正直
「しんどいな」と思いながら手伝っていたのです。
そこに祖母が言うのです。
「えぇか?玄峰感謝の心で洗うんや。」
というのです。
その時は小学生なので
中々理解が出来ないわけです。
 
ただ、ばあちゃんに褒められたいな
そういう一心で掃除していたのを覚えています。
そして終わりまして、
おばあちゃんが決まって
おじいちゃんの使っていた
湯呑を持ってくるのです。
そこに水筒にいれた
冷たいお茶を注いで
墓前に供えて般若心経を唱えるのです。
 
私も後ろで教本を見ながら一生懸命を上げるわけです。
で、終わって振り返って
決まってこういうのです。
私の目線まで下りてきて、
「これでよし。」
といって私の背中をポンと叩くのです。
今思いますと、この時
嫌々ながら、面倒な思いをしながら
墓を洗ている私。
または、ばあちゃんに褒められたいからやっている私。
というのは«禅»ではこれは【苦しみ】なのです。
 
つまりは見返りを求めているわけですから。
さっき言いました。
逆さまに吊るされているようなそういう状態なのです。
今思えば・・・
 
小学生の時はそれでいいと思います。
でもその心境が一変します。
 
ばあちゃんが「これでよし。」
ポンっと押した後に
残ったお茶をいつも
別の紙コップにいれて
「飲みなさい。」
とくれるのです。
 
それを飲んだ時
思わず「美味いな」といつも思っていました。
その「美味いな!」っと思えた
この爽やかな心は
まさに清水さんの
「水おいしくなりたれば」
ではないかと思います。
 
ただ、水がおいしい。
味がおいしいのではないです。
嫌々ながらも一生懸命
最後までやり切って
炎天下で乾ききった喉に
そのおいしいお茶が入ってきた
「おいしいな」
と思えたその心っていうのは
心からのおいしいなのです。
 
けれどもう一個
この句を通してふと思ったことは
ばあちゃんがこれでよし。と
ポンとやってくれたのは
お墓が綺麗になったとか
お前がついてきてくれてよかったではなく、
嫌々ながらも
最後までやり切った私を
認めてくれた「よし」だったのではないか?
 
ようやくこの年になって
子供たちと一緒にお墓参りに行きながら
「あぁ、今ばあちゃんの思いはこういうものだったのだ。」
と自分で気づいてようやく子供達と
同じ気持ちでお墓掃除が出来ている。
 
ということは、お盆というのは
お墓を洗って、香を焚いて手を合わせていく。
知らず知らずのうちに
自分自身も救われている瞬間なんだなっと
改めて気づかされたわけであります。
 
ぜひ皆さんこの月1回のお参り
もちろん亡き家族動物を思うことも大事なのですが、
思うその気持ちを通じて
今の自分を認めてあげる
救われる時間にもしてあげて欲しいのです。
このお盆というもの。
ぜひそういった大事な時間だと
受け取っていただきまして
ゆっくり自分と向き合って
ゆっくり自分を救う。
そういう時間にして頂ければ幸いかと存じ上げます。
今日は少し長めにお話しておりましたが
本当にお参り頂きましたこと心から感謝申し上げます。
ありがとうございました。
 
 
≪お客様の声≫
 
金沢市H様
 
 
➀弊社業務システムと諸設備
対応がスムーズでした。
➁料金
適切な料金だと思います。
➂御遺体の扱い方
丁寧に扱っていただき満足しています。
➃担当者の態度言葉遣い
とても気を使っていただきました。
➄時間の正確さ
約束の時間より20分位
早かったのですが約束の時間まで
待たす事なくすぐ対応していただき
満足しています。
➅葬具乃車の手入れと洗車
整理整頓されていて清潔感を感じました。
いろいろとありがとうございました。
 
 
  
《次回の法要の日程をお確かめください》
 
当社は北陸地域の金沢市、小松市、福井市、鯖江市の計8ケ所に店舗があり 石川は加賀・福井は敦賀と全域で、
ペット犬、猫、及び他動物の葬儀、火葬、納骨、動物霊園運営を行っております
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